平成16年度 大放技組織部研修会(南ブロック)に参加して
9月11日(土)に市立堺病院にて大放技組織部研修会が開催されました。私の所属は東ブロックですが、限りなく南ブロックに近い立地のため、今までも南ブロック(昔は、泉南地区でしたね・・懐かしい)には良く参加させていただきました。今回も同様、楽しく参加させていただきました。
今回の研修会は会員発表1として『「手話って何?」医療人としてできること、安全な検査をめざして』と題してベルランド総合病院の岩井正治先生の発表からはじまり、会員発表2として『16DAS-MDCTの臨床経験(心臓領域を中心に)』りんくう総合医療センター田原 大世先生の発表、そしてセミナーとして『CT撮影における被ばくの現状と今後の展望』東芝メディカル平柳則之先生、特別講演として『乳房撮影における臨床画像の視覚評価』市立堺病院武智 加世先生の講演と限られた時間の中ではありますが、とても充実した内容でした。どのような方が参加しても必ず何かを学ぶことが出来る研修会だったと思います。
『手話って何?』では、私が時々使用する筆談法に問題点があることを認識させていただきました。
『16DAS-MDCTの臨床経験』では、心拍数によって画像再構成法を変える必要があり、また心拍数の安定が検査の精度を左右するため、患者様にプレッシャーを与えない事が大事であると検査のコツを教えていただきました。
『CT撮影における被ばくの現状と今後の展望』では、CT検査はX線検査の検査総数の約6%を占めているが、X線検査の総被ばく量の約41%を占めていることを教えていただいて非常に驚きました。
『乳房撮影における臨床画像の視覚評価』では、乳がんに対してのチーム医療の大切さや欧米との比較で罹患率は日本も欧米も上昇しているが、死亡率は欧米では低下して、日本では罹患率に伴い上昇していることに驚き、検診の重要性を再認識させていただきました。書きたいことは、まだまだありますが書面の関係で終わります。
最後になりましたが、発表および講演をしていただきました先生方、そして主催の南ブロックの皆様、大放技組織部の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
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