放射線治療計画ガイドライン・2004が発刊されました。このガイドラインは、日本放射線科専門医会・医会(以下専門医会)のガイドライン作成事業の一環として作成され、平成16年3月10日に完成しました。ガイドラインの外部評価はJASTRO教育委員会にお願いし、JASTROおよび日本医学放射線学会からの公認も得られています。ガイドラインは、まずインターネットに公開しましたが(http://web.sapmed.ac.jp/radiol/guideline/)、反響は大きく、医師のみならず多くの患者さんにも見ていただいているようです。
このガイドラインの目的は、診療の現場で実際に放射線治療に携わる放射線科医が、現時点においてもっとも合理的と思われる放射線治療の適応やその治療計画法をできる限りエビデンスに基づき明確にし、標準的な放射線療法を確立することにあります。実際の臨床では、印刷物としてのガイドラインが便利です。診察室あるいは治療計画室にこのガイドラインを置いておき、標準的な放射線治療の確認に用いたり、あるいは合併症や治療成績など患者さんへの説明にも利用できると思います。
本ガイドラインは、カラー印刷の大変きれいで見やすい体裁となっており、A5判サイズのコンパクトサイズです。放射線科専門医会会員の医師の皆様にはすでに配布しましたが、会員以外の放射線治療に従事する医師、技師の方にも是非とも一読していただけるよう販売しております。
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