【 評価項目 】
評価項目は大項目 、中項目 、小項目に分類されています 。
内容は会誌(2005/vol.52/No.633) を参照ください 。中でも 、必須評価項目を以下に記します。
・2.1.3 検査・治療ごとに医療被ばくガイドラインとの比較検討が行われている
・2.2.1 患者の被ばく線量に関するデータを評価し把握している
・2.3.1 放射線管理士が在籍し 、主導的な役割を担っている
・2.3.1.1 放射線管理士が在籍している
・2.6.6 放射線機器管理士が在籍し適切な管理が行われている
・2.6.6.1 放射線機器管理士が在籍している
【 評価基準 】
評価基準はA 、B 、Cの3段階です 。
・A:適切である・適切な形で存在する・積極的に行われている
など現在の医療被ばく低減の最高水準レベルに達している
・B:医療被ばく低減に必要な水準に達している
・C:適切でない・存在しない・行われていないなど
医療被ばく低減に必要な水準に達していない
【 トライアルの結果 】
トライアルは平成17年7月から9月まで受付け 、希望施設は16施設で 、近畿地区は3施設であった 。
書面審査で合格した施設は7施設(47%) で 、その施設に訪問した結果は認定施設が4施設(25%) 、保留施設が3施設となった 。
認定保留の要因は 、
1. 被ばく線量を把握していない 。
2. IVR 施行患者の皮膚線量が評価されていない 。
3. 適切な機器管理が行われていない 。
4. 「医療被ばく 」に関する教育訓練が行われていない 。
5. 核医学において 、実投与量によるガイドラインとの比較が行われていない 。
などがあった 。
認定施設:労働者健康福祉機構横浜労災病院
特定医療法人泉和会千代田病院
国立病院機構九州循環器病センター
東京慈恵会医科大学附属病院