【 はじめに 】
昨年 、植え込み型心臓ペースメーカーを装着した患者様のCT検査中に 、ペースメーカーの不具合現象が発生する事例が国内で報告されております 。不具合現象は植え込み型心臓ペースメーカー上をX線束が通過する際に 、ペースメーカーの機能に異常が発生する現象であり 、 「オーバーセンシング 」といった現象が確認されています 。これらの問題に対して 、厚生労働省はースメーカー製造メーカーに対し添付文書改定等指導を行うと共に医療機関へ注意喚起を行いました 。
【 オーバーセンシングとは? 】
ペースメーカーは 、 「ペーシング機能 」と 「センシング機能 」の2つの機能が相互にうまく動作しながら患者様の心臓の動きを正常に保ち 、生命を維持する非常に重要な装置です 。